(財)日本生態系協会 編集・発行

1.ハビタット利用に関する既存文献情報

 1 概要

 2 食物

 3 繁殖

 4 カバー・繁殖

 5 行動圏

2.ハビタット適性指数モデルの構築

 1 方法 

 2 結果 

  (a) 食物条件

  (b) カバー・繁殖条件

  (c) HSIの統合式 

 3 考察および今後の課題  

3.ハビタット適性指数モデル

 1 モデルの適用範囲 

  (a) 地理的範囲

  (b) 季節 

  (c) 最小ハビタット面積 

 2 モデルの構造およびハビタット変数の定義

 3 適性指数グラフ

 3 HSI算出のための統合式

 5 推奨されるハビタット変数の測定方法およびHSIの算出方法

4.謝辞

5.引用文献 

  

■モデルの適用範囲■

  (a)地理的範囲

本モデルは、主に山梨県の富士北麓(中村 2001b)および栃木県矢板市高原(倉島 1996)における研究データに基づいて作成された。このため、本モデルの適用範囲としては、関東周辺における山地部の森林地帯が推奨される。

  (b)季節

本モデルは、年間のデータを用いているため、特に季節は限定しないものとする。

  (c)最小ハビタット面積

報告されている中で最も行動圏面積が小さい対馬個体群のメスの平均行動圏面積が約70haであるため、少なくとも70haに満たない樹林については、テン にとってのハビタット適性はない(HSI=0)ものとする。但し、70haの森林が孤立して存在する場合、テンの個体群が長期的に存続できる可能性が低い ため、本モデルは大規模な森林と連続した樹林を対象として適用する。