●第4回 関東・水と緑のネットワーク拠点百選（平成24年度）
社団法人関東建設弘済会と公益財団法人日本生態系協会の共催により、第4回(平成24年度)「関東・水と緑のネットワーク拠点百選」として全11件を選定し、活動を支援しています。
▼第4回 選定地一覧(全11件)
| 選定団体名 | 所在地 | 選定地(活動地) |
| 赤城姫を愛する集まり | 群馬県 前橋市 | 赤城山ヒメギフチョウ生息地 |
| あさか環境市民会議 | 埼玉県 朝霞市 | 根岸台里山再生林 |
| 市川緑の市民フォーラム | 千葉県 市川市 | 国府台フジバカマの里 |
| 茨城県立日立第一高等学校・附属中学校 | 茨城県 日立市 | 東滑川海浜緑地 |
| 財団法人 印旛沼環境基金 | 千葉県 | 印旛沼 |
| NPO法人 鎌倉広町の森市民協議会 | 神奈川県 鎌倉市 | 鎌倉広町緑地 |
| 財団法人 埼玉県生態系保護協会 久喜支部 | 埼玉県 久喜市 | 埼玉県久喜市香取公園 |
| 三翠会 | 神奈川県 茅ヶ崎市 | 湘南タゲリ米の里 |
| サンデンファシリティ株式会社 | 群馬県 前橋市 | サンデンフォレスト・赤城事業所 |
| NPO法人 新田環境みらいの会 | 群馬県 太田市 | 矢太神沼及び谷地池周辺） |
| 水辺の丘運営協議会 | 埼玉県 春日部市 | 国土交通省首都圏外郭放水路 庄和排水機場敷地内 |
▼第4回 選定地一覧図
▼主催
社団法人 関東建設弘済会
公益財団法人 日本生態系協会
▼選定委員からのメッセージ
- 自然と向き合う上で、自然を知ることは重要です。その土地本来の生息・生育している生きもの(動物・植物)を知り、現在どんな生きもの(動物・植物)が生息・生育しているかを知ることが大切です。
- 水質は、その地域の自然の状態を示す大きな要因の一つです。水の状態(濁り具合、臭い、水位、水量、水温など)の変化を季節ごとに観察するとよいでしょう。
- 短期的な5〜10年といった人間の時間だけで物事を考えず、時間が経つごとに自然がどう変化していくかを考えてみてはどうでしょうか。必要以上に手を入れず、自然に周辺からやってくる生きもの(動物・植物)を待ち、またその変化を見守るという考え方も重要です。
- 特に様々な知見から結論が見えず、整備のあり方について最善策が導き出せない場合は、無理に手を付けずに、そのままにしておくことも一つの選択肢です。
- 周辺の教育機関などと連携し、幅広いネットワークを創出し、活動に活かしていくことで、活動をより広がりのある充実したものにすることができます。
- 自然再生・保全には、地権者の方や土地の管理に関連する関係主体との調整がとても大事です。
- 植生の変化を常に把握しましょう。突然の外来種の繁茂など、植生の変化が見られたのであれば、それはフィールドが変わっているサインです。
- フィールドの自然環境だけでなく、その地域全体の自然環境についても考えましょう。活動されているフィールドがその地域のネットワークの核となれるような取り組みにすることはとても大切です。